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[日高市高萩東]
日高在住の写真作家・代政雄さん
(2019年1月更新)

人生も、写真も、
深堀していくと、
楽しくなる。

山に憑りつかれていた。

 日高市在住の代政雄さんは、奥武蔵を撮り続けている写真家です。写真展などでお見掛けする代さんの作品は、すぐ近くにある場所とは思えない美しい情景が写し出されていて、その瞬間を切り取る技に驚かされます。

 代さんは、以前は山岳写真を専門としていたそうです。そのきっかけとなる体験へとさらに遡ると、高校生の時に親戚の叔父さんに連れて行ってもらった山登りにたどり着きます。その時に眺めた光景が心を捉え、10代から20代は、山行に明け暮れる生活へ。「若さゆえ、後先を考えずにがむしゃらにやっていた時期。」と代さんは言います。埼玉県山岳連盟に加入し、仲間とともに秩父の山々から、谷川岳、北アルプスなどに行っては、岩場に張り付いていたそうです。
 30代になり、家庭を持った代さんは、そんなことばかりをしていては身体が持たないと悟ります。写真と出会い、今度は山登りで出会った風景を記録に残すことに没頭するように。踏破をめざすのではなく、山登りのプロセスを味わい、山の美しさを人に伝える作品づくりに舵を切ったのです。
 会社勤めをしていた代さんは、休日が取れれば、あっちこっちの山に出向き、撮影する日々を過ごしていました。本人曰く「憑りつかれていたところがあった。」のだそうです。そんな代さんですが、60代になると、山岳写真もしんどくなったと言います。それも当たり前のことで、機材が入った重い荷物を担いで登ったり、雪上にテントを張ったりして過ごすことは、年齢的に厳しくないわけがありません。


落日(奥武蔵)

 


緑窓(奥武蔵)

 


写真集『奥武蔵 光の詩』

地域に関心を深める。

 今、入れ込んでいるのが奥武蔵の身近な風景の撮影。「山岳写真は美しいのがあたり前だからね。日常のすぐ近くに非日常=リアリティをみつけるのが、面白い。」と代さん。山岳ほどダイナミックな風景に出会うことないものの、五感を澄ませ、注意深くしていると美しい風景に出会えるところに魅力を感じるのだそうです。
 朝霧が出た時や、普段あまり積雪がない里山に雪が降るようなタイミングで、早朝からさっと出かけていって撮影するのが代さん流。お天気情報もチェックしていて、そんな空模様になりそうな時は、前日から準備しておきます。

 また、自分が住んでいる地域周辺の撮影をするようになり、これまであまり関わりのなかった地域の人たちとの交流が増えたそうです。より楽しく撮影するには、地域の自然に関する情報集めが欠かせなく、地域住民や自然観察グループの皆さんとつながっていた方が得策だからです。
 それだけではなくて、地域を知るようになると、地域そのものに興味を持つようになっていきます。例えば、環境施設の職員や自然観察グループのメンバーは、鳥や、蝶、道端の草花のことをよく知っており、それが貴重な種であったりすることもあり、そんな話を聞いているだけでも、興味をそそられるのだそうです。「住んでいるところの良さを再発見できる経験。」というのが、代さんの感想です。

好奇心があればこそ。

 来年2月には、奥武蔵の風景を切り撮った作品による写真展を新宿にて開催。和紙にプリントした写真作品を展示する予定となっていて、情緒的な作品をより柔らかに表現しています。また、前回の写真展を飯能の市民活動センターで開いた際に、作品とその試みに関心を持ってくれた建具会社とのコラボで作り上げた襖(ふすま)作品も、併せて展示します。
 代さんは今70歳を超えたそうですが、このように次から次へと自ら道を切り開いて行けるのは、なぜか?そんな質問をぶつけてみると、「深堀していく好奇心。」という答えが返ってきました。


< プロフィール >
日高市高萩在住。全日本山岳写真協会、狭山市写真作家協会所属。
代さんの作品はこちらからご覧いただけます → http://www.deepwood.info/

 


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